85年を超えて継承される、
ものづくりの精神。
リコーインダストリーは、リコーグループのものづくりの中心を担う企業です。 私たちに脈々と息づく、リコーの精神や価値観、強みについてご紹介します。
リコーグループとは?
-
ルーツは理化学研究所
財団法人理化学研究所はその研究成果の事業化を図るために1927年「理化学興業株式会社」を設立、ここから多くの理研製品が発売されていきました。同社の感光紙事業を大きく発展させたのがリコーの創業者、市村清。
感光紙部門いっさいの事業を継承し、1936年2月6日にリコーのルーツである理研感光紙株式会社を設立しました。
創業者 市村 清
リコーの歴史は
イノベーションの歴史
-
1950年
カメラの大衆化を実現
カメラとしては初のベルトコンベア方式による大量生産を実現。これにより、当時贅沢品だったカメラを安価で提供することにも成功。カメラの大衆化・一大ブームを巻き起こしました。
リコーフレックスⅢ型
-
1973年
世界初の事務用
高速ファクシミリA4原稿を1枚送信するのに3〜6分かかっていた電送時間を1分に短縮し、さらに国際間電送も可能にした世界初の事務用高速ファクシミリ。「技術のリコー」の名を世界にとどろかせました。
2014年、「未来技術遺産」第00170号に認定。リファクス6005
-
1990年
オフィスで
カラーコピー4色のカラーを同時に処理可能な4ドラム感光体システムを開発。1枚あたり5分程度かかっていたカラーコピーを「ARTAGE 8000」は、毎分15枚の圧倒的な高速化に成功。一般オフィスにおけるカラーコピー活用が現実のものにしました。
4連ドラム方式を採用
-
2008年
カラーPOD市場に
本格参入リコーのプロダクション市場向け第一弾。クラス最高となる毎分90枚の高速・高生産性を実現したうえ、プロダクション市場で求められる高画質出力や高い安定性・信頼性を実現し、本格的なPOD(プリントオンデマンド)ニーズに対応する一台となりました。
RICOH Pro C900
-
1955年
複写機で
オフィスに革命リコピー101とそれに続く一連の卓上型ジアゾ湿式複写機リコピーシリーズは、オフィスオートメーションのさきがけとして事務作業の合理化に革命をもたらしました。2012年、「機械遺産」第54号に認定されています。
リコピー101
-
1987年
複写機はデジタルの
時代へ当時200万円したデジタルコピー機を100万円以下で発売。再現性に優れた画質と、多彩な画像編集機能、オート機能や他のOA機器との連動を可能にする複合機能などを盛り込み、発売後1年で2万数千台を売り上げる大ヒット商品となりました。
IMAGIO320
-
2001年
業界初の省エネ大賞
リコー独自の省エネ技術で複写機「imagio Neo 350シリーズ」が、業界で初めて省エネ大賞の最高賞を受賞。ユーザーが複写機の省エネに関心を寄せる大きなきっかけとなり、環境配慮型製品の開発と普及が加速しました。
imagio Neo 350
-
2013年
世界初の画像
インプットデバイス一度シャッターを切るだけで撮影者を取り囲む全天球イメージを撮影することができる世界初*の画像インプットデバイス。独自開発の超小型二眼屈曲光学系を採用することにより上下を含む真の全天球画像の撮影を可能にしました。
RICOH THETA
数字で見るリコーグループ
-
連結売上高
2兆85億円
(2020年3月期)
-
グループ従業員数
90,141人
(2020年3月31日現在)
-
事業エリア
(国と地域)約200カ所
(2020年3月31日現在)
-
A3レーザーMFP/
コピー機シェア世界第1位※1
2019年出荷台数
(単機能コピー機を含む) -
国内外特許保有権利数
42,941件
(2020年3月31日現在)
-
売上高研究開発
投資比率5.1%
(2020年3月期)
※1 出展:IDC’s Worldwide Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker 2018 Q3 A3 Laser, MFP/SFDC Speed range less than 91 ppm by company.
リコーグループの強み
-
長年の製品開発を通じて培ってきた「画像処理、光学、化学、ネットワーク、ソフトウエア」に関するコア技術、これと斬新なアイデアや最新の技術とを融合し、イノベーションを創出し続けています。
-
お客様も気づいていない一歩先のニーズを見い出し、それらを満たす製品やサービスを提供しています。さらにグローバルで共通に製品やサービスを提供するのと、同時にローカルのお客様向けにカスタマイズできる環境も用意しています。
-
1998年、リコーが世の中に先駆けて打ち出した「環境経営」。それは「環境保全と利益のバランスをとって経営する」のではなく「環境保全活動を通じて利益を生み、経営と一体となって継続的に環境を保全する」ことを意味します。
リコーウェイ
リコーウェイは、リコーグループの日々の判断や活動の基礎となる普遍的な理念(創業の精神、私たちの使命・私たちの目指す姿・私たちの価値観)です。
-
創業の精神
三愛精神 創業者 市村 清
「人を愛し 国を愛し 勤めを愛す」 -
私たちの使命
世の中の役に立つ新しい価値を生み出し、
生活の質の向上と持続可能な社会づくりに責任を果たす -
私たちの目指す姿
信頼と魅力のグローバルカンパニー
-
私たちの価値観
-
CUSTOMER-CENTRIC
お客様の立場で考え、行動する -
PASSION
何事も前向きに、情熱を持って取り組む -
GEMBA
現場・現物・現実から学び改善する -
INNOVATION
制約を設けず、柔軟に発想し、価値を生み出す -
TEAMWORK
お互いを認め合い、すべての人と共創する -
WINNING SPIRIT
失敗をおそれず、まずチャレンジし、成功を勝ち取る -
ETHICS AND INTEGRITY
誠実に、正直に、責任を持って行動する
-
ブランドメッセージ
想像力の結集で、変革を生み出す。
未来起点で、お客様に新しい価値を提供していきます。
リコーはお客様の仕事や暮らしをより良くする新しい考え方、新しい方法を生み出し、常に進化しています。想像力豊かな発想こそ変革の原動力。
これがリコーブランドの核心です。
私たちがどのように力を合わせていくのか、どのようにお客様のビジネスに新しい価値をお届けするのか、市場とどのように関わっていくのか?
“imagine”と”change”という簡潔で力強い2つの動詞で表現しました。
私たちの創造性と、将来を見据えた発想で、より良い未来を切り拓いていく。そんな強い想いが「imagine. change.」には込められています。
お客様のビジネスに変革をもたらし、お客様が知識や想像力を結集させて大きな力を発揮する。この願いを実現する答えが「imagine. change.」です。
働き方変革の取り組み
リコーでは、働くときは集中して働き、休息するときは十分にリフレッシュする「メリハリのある働き方」を推進しており、効率的な働き方による残業削減や有給休暇の取得促進といった総実労働時間の低減に積極的に取り組んでいます。
具体的には、定時退社するフレッシュアップデー(週2回)の設定や、残業が多い社員の上司への注意喚起、労務管理研修の実施など、残業削減に向けて取り組んでいます。
有給休暇の取得促進については、取得奨励月間や奨励デーなどの設定に加えて、取得奨励月間や奨励デーなどの設定や、時間単位の有給休暇を導入し、有給休暇が取得しやすい風土作りに取り組んでいます。
また、時間や場所に縛られない働き方を目指して、「エフェクティブ・ワーキングタイム制度」(フレックスタイム制)や「リモートワーク制度」「ショートワーク制度(短時間・短日数勤務)」を導入し、自律的に活用することを推進しています。
そして、サテライトオフィスの拡充や、コミュニケーションツールの整備など、効率的な働き方ができる環境作りにも取り組んでいます。