私たちリコーインダストリーの根底にあるのは、“生産のリコーウェイ”
生産基盤の強化を目指す私たちにとって、最も大切な考え方や手法を集約したもので、現場の見える化や全員参加のKAIZEN活動に、デジタル力やコミュニケーション力を活用しています。
東北事業所所長 庄司勝
5SとKAIZENは、経営を支える基盤だと捉えています。
2011年の東日本大震災での被災は、とても甚大でした。
それでも、いち早く生産再開ができた背景には、現場の復旧活動の過程で、QC手法やIEを上手に応用出来たことが、大きな成功要因です。
復旧は職場ごとに小集団で行います。つまり、QCサークルで培った、チーム活動そのものでした。
この様にKAIZEN活動は、有事の際にも活かせる現場力であると、確信しました。
私たちは工場のスマート化、デジタルマニュファクチャリングにも取り組んでいます。
このデジタル化とKAIZEN活動で培った、たゆみない現場力。
この両輪を強化しながら、今後も生産活動に取り組んでいきます。
東北事業所 菊地ひろみ
全員参加の5Sで、働きやすい職場を目指して“BIG SMILE をスローガンとしたチームを立ち上げ活動しています。
私たちは5Sを単なる整理整頓ではなく、正常・異常が見える職場環境にすることと捉えています。
ムダを徹底的に排除して、最も効率の良い仕事のやり方に変える改善活動です。
コミュニケーションを大切に、職場の問題や課題に取り組み、働きやすい環境にすることで笑顔をたくさん増やしたいと考えています。
リコーでは、2019年にグローバルなサプライチェーンにおける企業の社会的責任を推進する企業同盟である「Responsible Business Alliance」(RBA)に加盟。東北事業所では、2年ごとの第三者監査(RBA VAP)の継続受審を通じて、ステークホルダーにおける顕著な人権課題について定期的な見直しを実施しています。
東北事業所では、「生産のリコーウェイ*1」に基づいた工場マネジメントを実践しながら、女性目線で5Sや働きやすさ向上に取り組み、KAIZEN発表会で学びの促進をするなど、現場が自律的にさまざまな改善活動に取り組んでいます。 *1 リコーの企業理念リコーウェイを受けて生産活動で大切にすべき考え方を手法に落とし込んだもの。