リコーインダストリーはリコーグループの生産拠点として「安全は全てに優先する」という考えのもと、当社で働く全ての従業員が健康で、安心して働きやすい職場環境を実現することを優先課題の一つと強く認識し、全員参加で労働安全衛生活動に取り組んでいます。
リコーインダストリー㈱は、情報機器関連メーカーとして、その事業活動全体において「安全は全てに優先する」という考えのもと、当社で働く全ての者が健康で、安心して働きやすい職場環境を実現することを優先課題の一つと強く認識し、全員参加で労働安全衛生活動に取り組みます。
■ 取組/施策:
※2021年度:労働災害の対象者の範囲拡大
※2022年度:労働災害区分の定義変更
■ 取組/施策:
「健康宣言」
当社が掲げるビジョン「顧客・従業員・社会に信頼され魅力を発揮できる”先端的生産会社”」を実現する1つの要素として「"自律型人材がイキイキとはたらき活躍できる"職場環境づくりの実現」があります。ものづくりを行う当社にとって、安全に高品質なものを適正価格で早くお客様へお届けするためには、従業員ひとりひとりの健康が欠かせません。当社は健康経営を通じて、従業員ひとりひとりの健康を維持・増進し、全員がイキイキと安心して働ける職場を構築することで、従業員の生産性を最大化し利益創出していくことに取り組んでいます。
<健康経営戦略マップ>
当社が掲げるビジョンの達成状況を図るための健康指標として「アブセンティズム、プレゼンティズム、社員エンゲージメント」の3つを設定しています。この3つの指標の目標を達成するための具体的な施策と各施策の指標の関係を戦略マップとして制定しています。
<健康経営推進体制>
健保・産業保健スタッフと協力/連携しながら、以下体制にて活動を推進/展開しています。
<経営層の健康経営への関与>
経営層が率先して自身の健康維持・増進に取り組み、その内容を社内ポータルサイトに掲載することで、従業員への健康維持・増進活動の促進を行っています。
<健康維持増進活動の推進状況>
項目 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | |
---|---|---|---|---|
体の健康 | 定期健診受診率(%) | 100% | 100% | 100% |
有所見者率(%)血糖 | 12.4% | 10.0% | 12.7% | |
有所見者率(%)脂質 | 29.6% | 28.0% | 27.9% | |
有所見者率(%)血圧 | 14.0% | 12.6% | 15.5% | |
有所見者率(%)肝機能 | 22.4% | 23.1% | 20.4% | |
アブセンティズム(疾病による休職者) | 6 | 5 | 7 | |
プレゼンティズム(wFun) | C | B | A | |
心の健康 | ストレスチェック受検率(%) | 92.2% | 95.3% | 96.5% |
高ストレス者率(%) | 10.2% | 9.8% | 10.1% | |
エンゲージメント | 従業員エンゲージメント(Gallup社のQ12で評価) | 3.19 | 3.31 | 3.41 |
生活習慣 | 喫煙率(%) | 34.9% | 35.2% | 35.4% |
運動習慣率(%) | 21.8% | 23.9% | 22.2% | |
飲酒習慣率(%) | 24.5% | 10.9% | 10.7% | |
労働 | 平均月間総実労働時間(時間) | 145 | 148 | 151 |
平均月間残業時間(時間) | 9 | 11 | 16 | |
有給取得率(%) | 79.3% | 79.6% | 83.4% | |
男性育児休暇取得率 | 94% | 92% | 100% | |
女性育児休暇取得率 | 100% | 100% | 100% | |
その他 | ヘルスリテラシー(CCHL) | ー | ー | 3.86 |
リコーグループの基準よりハイリスク者に該当した従業員に対して、産業保健スタッフが二次検診や治療状況をフォローすることで、確実な治療へつなげています。
<心身の健康増進のための施策>
ヘルシーメニュー試食会
ウォーキングイベント、レクリエーション行事
毎年、ウォーキングキャンペーンやレクリエーション行事を開催し、従業員の運動機会の提供とコミュニケーションの活性化を図っています。ウォーキングキャンペーンは年間を通じて実施しており、月間ランキングや年間ランキングを表彰することで、イベントへの参加促進と運動習慣の定着を図っています。レクリエーション行事は、ニュースポーツとして老若男女が誰でも怪我の心配なく楽しめる競技を、全社対抗で実施しています。
2022年度 | |
---|---|
参加者 | 198 |
参加率 | 14.6% |
メンタルヘルス研修
組織職が定期的に受講する階層別教育の他に、従業員の誰もが参加できるメンタルヘルス研修を定期的に開催しています。研修の内容はコミュニケーションに関することや、新型コロナウィルスの影響により急激に普及したリモートワーク環境におけるメンタルヘルスの維持など、その時々のニーズに合わせた研修を開催しています。
女性特有の健康課題
女性のライフステージにおいて起こる女性特有の健康問題についての理解を深め、ハラスメント防止や誰もが働きやすい職場構築を目的に、新任の管理監督者に対して研修を行っています。
2022年度 | 2023年度 | |
---|---|---|
教育受講者数 | 66 | 22 |
高年齢労働者への対応
当社では50歳以上の従業員を高年齢労働者と定め、健康やメンタルヘルスに関する教育、体力測定を実施することにより本人への気づきを与え、生活習慣の改善につなげることで、仕事もプライベートも心身ともに健康でイキイキと過ごせるように対策しています。本取組は2021年度からスタートしており、現在は既存の50代以上の従業員に対して、順次教育、体力測定を実施しています。
喫煙対策
リコーグループは敷地内終日全面禁煙および敷地外も就業時間中は禁煙としています。禁煙サポートとして、健康保険組合と協力し禁煙外来の費用補助や禁煙ガムにより、禁煙に取り組む人をサポートしています。当社では毎月22日を禁煙の日とし禁煙促進に関する情報提供を行ったり、禁煙サポーター制度を制定し禁煙にチャレンジする人を応援する仕組みを構築しています。
・労働衛生施策に加え、人事系の各種施策(ワークライフバランスの推進、過重労働対策、両立支援)も実施展開しています。